高級オフィスチェア、エルゴヒューマンプロを1年半使った感想
椅子の質は作業効率に直結します。先日、良いオフィスチェアを買うために、オフィスチェア専門店で座り比べをしてきました。
上の記事で比較していますが、1万円の椅子と10万円の高機能オフィスチェアのコスト差は、1ヶ月あたり446円、1時間あたり1.9円。良い椅子に座ることで腰痛や肩こりが軽減してマッサージが不要になれば、むしろ節約になるかもしれません。
そこで購入したのが、エルゴヒューマンプロ オットマン! エルゴノミクス(人間工学)に基づいた高い機能性と操作性を融合させたエルゴヒューマンの、最上位フラッグシップモデルです。
使い始めて1年半経ちました。現在は家での仕事が多く、家にいる日はほぼ毎日12時間ほどエルゴヒューマンに座っています。
感じていることや良い点悪い点をレビューします。
初めの印象
段ボールが玄関を通りませんでしたので、玄関前で開梱し、お部屋へ到着。最初の印象は、「でかっ!」。お店で見るより大きく見えました。
重量は30kgとのこと。自力で持ち上げることはできませんでしたが、キャスターがとってもスムーズに動くので、重い印象は受けません。
安いオフィスチェアとの比較
直前まで使っていたのがこちら。よくあるオフィスチェアです。座るたび、少し動くたびにギギっと音を立てます。全然落ち着けません(笑)
ネカマ疑惑がたちそうなほど、色気のないデスク周りですね(。_。*))) 大きさ感を伝えるために、デスク上にiPhone7を置いてみました。
エルゴヒューマンプロに変わったのがこちら。どうでしょう?頼もしい感じがしませんか?
「リッチマン プアウーマン」というドラマで、小栗旬さん演じるお金持ちの社長・日向徹さんが座っていたのが、エルゴヒューマンプロだそうです。日向徹さんは、インテリアにこだわりがあり、気に入った家具にたどりつくまでに何年もかかる人。そんな人が社長椅子に選んだのが、エルゴヒューマンプロなんですね。
なんだかわたしまで、できる人になったような気がしてきます。
エルゴヒューマンプロ オットマンの主な特徴と機能
説明書を参考に、特徴を紹介します。
さまざまな調節機能
エルゴヒューマンプロが調節できるのは、下記のとおり。
- ヘッドレスト角度・高さ調節
- 背もたれ高さ調節
- アームレスト左右角度・高さ調節
- アームレスト左右前後スライド機能
- 背もたれ角度調節(リクライニング機能)
- フットレスト オットマンの角度調節
- 座面高さ調節
- 座面角度調節(チルト機能)
- 座面前後スライド調節
- 背もたれテンション(硬さ)調節
いろんなところが調節できて、自分の体にぴったりな、快適な状態で使えます。エルゴヒューマンプロだけでなく、他の高機能チェアにもいろいろな調節機能があります。
独立式ランバーサポート
デザイナーさんが、腰部分をしっかりサポートするために考えた機能が、独立したランバーサポート。背もたれと別で腰部分が動くため、腰をしっかり支えてくれます。
アルミダイキャストフレーム
フレームやキャスタースポークは、ポリッシュ仕上げアルミダイキャストを使用しています。長年使っても曲がりやサビが出にくく、ユーザーの体重をしっかりホールドしてくれます。
収納式フットレスト オットマン
簡単に出したりしまったりできるオットマンが付いています。
足がむくみやすいわたしにはとっても嬉しい機能です。奥行き18cmくらいのメッシュでふくらはぎ部分を支える形です。足も痛くなりにくく、自然と足を上げることができます。
不要な方には、オットマンのないタイプもあります。
エラストメリック&ファブリックメッシュ
座面や背面の素材は、表皮材にもクッション材にも使用できる特性を持った素材です。体の曲線にフィットし、表面への圧力を均等に分散し、長時間座っても蒸れない座り心地を実現しています。
座ってみるとこんな感じ
座ったところを、横から撮ってみました。
足が浮いていますが、足を置く台を用意すれば、ものすごく安定します。
リクライニングを倒して、オットマンを出すと、こんな感じ。とってもリラックスできます。
使ってみて良かったところ
しっかりサポートしてくれる
とにかくしっかりサポートしてくれます!
椅子に身体を任せて座っていられます。とても心地よく座れるので、今までよりも「早く家に帰りたい」って思うようになりました(‘ω‘ )最高です。
またこれまでは、腕が疲れてしまうため腕全体をデスクに載せてしまっていました。そのため、キーボードの位置が奥の方になって、腕が常に前に出ている状態に。肩はこるし、骨の位置が歪んでしまっていました。
エルゴヒューマンプロなら、アームレストの高さだけでなく向きも調節でき、しっかりした太さがあるので、腕を適切なポジションで腕を支えてくれます。とても楽です。
腰も首も、骨のカーブに沿って支えてくれるので、長時間座っても疲れにくいと感じます。
腰痛が減った
仕事の状況も変わったので椅子以外にも理由があるかもしれませんが、腰痛や背中痛が減りました!
おかげで、マッサージに行く頻度も減りました。
オットマンのおかげで、むくみにくい
廉価なオフィスチェアで仕事しているときは、着圧ソックスを使って、それでも半日ほどで「足がむくんで椅子に座っているのつらい」となっていました。
今はオットマンで足を上げて座ることができるので、長時間座っていられます。
使ってみて困ったところ
リクライニングが固い
エルゴヒューマンプロは、リクライニングの硬さも調節できます。が、わたしの力があまりにも弱いようで、もっとも軽く動く設定にしても、リクライニングの角度がほとんど動きません。
不良品かな?って思いましたが、父が使うと軽~くリクライニングできました。単なる力不足のようです。
ヘッドレストは髪型を選ぶ
家で作業しているとき、髪の毛をうしろでひとつに結びたいことが多いのですが、そうするとヘッドレストがうまく使えません。
髪型を崩したくないかたや、髪の長い女性は、ヘッドレスト無しのモデルのほうがおすすめかも。
↓ヘッドレストのないモデル
発見したこと
姿勢の癖は早めになおすべき
わたしは安い椅子で前かがみになってデスクワークすることに慣れてしまっていたため、気づいたら前かがみになっていることがあります。
それだと椅子の素晴らしさを享受できないので、とてももったいない。
もっと早くいい椅子を使っていれば、ここまで癖にならずにすんだのかなあと思います。
長時間離れると、エルゴヒューマンが恋しくなる
部屋のデスクワークが快適になったら、他の安い椅子で長時間作業するときがちょっと苦痛になりました。
コワーキングスペースより、自宅のほうが断然快適です。
わたしは2か月ほどリゾートバイトで家を空けたことがありました。その時に1番恋しかったのが、パソコンとエルゴヒューマン(笑)
それほど、「ないと困るもの」になってしまいました。
まとめ
エルゴヒューマン、とても気持ちいいです。休日も長時間椅子に座っています。
椅子に座っているだけで、贅沢している気分です。
単体で見ると高い買い物ではありますが、これで長年使えて体の不調が良くなるならば、すごくお得じゃないかなあって思います。
高機能オフィスチェアのコスパや、他の高機能チェアとの比較をしています。こちらもぜひ合わせてご覧ください。
わたしが購入したのは、最上位モデルのオットマン付きですが、他のモデルも魅力的です。値段で選んだわけではないのですが、アーロンチェアやバロンチェアに比べるとリーズナブルです。